去勢・避妊手術について
メリット
① 性ホルモンに関わる病気の予防
- 男の子であれば、精巣腫瘍、前立腺肥大、会陰ヘルニアの予防効果があります。
- 女の子であれば、子宮・卵巣の病気の予防効果があります。特に乳腺腫瘍に関しては、初回発情までに避妊手術を行えば、犬猫共に90パーセント以上(犬に関しては99.8パーセント)の確率で防ぐことが出来ると言われています。
② 発情ストレスからの回避
- 男の子であれば、マーキング行動、マウンティング行動が性ホルモンに関連した問題行動として挙げられます。これらの行動が発現するまでに去勢手術を行えば、90パーセントの割合で防ぐことが出来ると言われています。
- 女の子であれば、発情後に偽妊娠を起こすことがあります。妊娠していないのに乳腺が張る、神経質になる、食欲低下など不安定な兆候が続きます。避妊手術によって卵巣と子宮を摘出してしまえば、一年を通して穏やかに過ごすことが出来ます。
デメリット
避妊去勢ともに体のホルモンバランスの変化により、太りやすい体質になります。
手術後は適切な食事管理と適度な運動で肥満を予防することが大切です。
手術の最適な時期
当院では、生後6ヶ月からの避妊去勢手術をお勧めしています。
犬種(大型犬か小型犬か)や成長状態、健康状態などから、最適な時期をご提案させていただきます。